2ストロークV型4気筒、GPマシーンYZR500Rのロードゴーイングレプリカ
     
近年のRZV500Rについて

 
1984年5月の発売後、RZV500Rも28年以上の時間が経過しました。2ストローク・V型4気筒・500ccという希少なレイアウトを持つRZV500R。250ccや50ccという小排気量車でさえ2ストロークエンジンという存在が消えつつある昨今、RZV500Rの存在感はより一層のものとなっております。弊社ホームページ開設後、RZV500Rについて数多くのお問いあわせを頂くようになりましたが、今現在のRZV500Rの現状を少しだけお話させて頂きます。
 
 
 

 
 近年のRZV500Rにおいて、当社で一番気を使っているのは上の画像にある2本のクランクシャフト。その右側にあるオイルシールふたつです。シリンダーに焼付きがなく、クランクから異音のしてない車両。当社で販売するRZV500Rにおいては「超」大前提です。その大前提のうえで、クランクシールをチェックしています。 発売から30年近く経過しているRV500Rです。ゴム部品の劣化は避けて通れません。当社で整備してきた車両の9割近くがここのシールにダメージを受けていました。今までに一度もこの周辺をメンテナンスしたことがないという方は、かなり危険な状態だと思われます。
 
       
     
 クランクサイドシールがブクブクになっている様子が見られます。この車両は「首の皮一枚」で何とかシールしている状態でした。ここのシールが抜けてくるとギアオイルがクランクケース内に流入し、強烈な臭いとともに大量の排気煙を吐き出します。ギアオイルを吸っているうちはいいのですが、オイルが減ったのに気づかずそのまま走行を続けてしまうと、今度はエアを吸い込みます。エアを吸い込むと・・・。もうお解かりですね。クランクシャフトの焼きつきです。後ろ側のシールが抜けるとギアオイルに常に浸かっている箇所ではないので比較的早く致命傷を与えることになります。「後ろ側がよく焼きつく」・「最近ギアオイルが減る」という方、要注意です。
 このシールはクランクケース内の一次圧縮を受ける止めるため、抜け防止にリブが付いています。そのため交換にはクランクケースの分解が必要です。当社で販売する中古車は、独自に製作した特殊工具にてこのシールを交換しております。
 
         
 また、長期放置車に関してはシリンダーの錆つきが多く見られます。マフラー出口からポートまで、外気に触れたまま長期間放置すると当然錆が発生します。シリンダーに錆が出ている車両はクランクシャフトも錆びている確率が非常に高いです。また、オーバーフローしたまま放置した車両もクランクにダメージが及んでいることが多いです。オーバーフローしたままキックし続けた方のピストンが割れていたこともありました。
 
 
   人間もそうですが、時間の経過とともに劣化が進みます。立派な旧車となったRZV500Rです。しっかりしたメンテナンスが必要不可欠です。あなたのRZV500R、調子どうですか?  
 
  当社で提供させていただいているRZV500Rの基本作業  
 

近年のRZV500R
 

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フルパワー加工
 

腰上オーバーホール
 

フルオーバーホール
 
 
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